世界を巡ってきたパレルモのオーナー、本山がお届けする料理の豆知識(トリビア)。
日本では考えられないような事や、ちょっと面白い事、またご家庭で試してみたくなるような事を紹介していきます。

沖縄の食堂で“みそしる”をオーダーすると、どんぶりに盛られた具たくさんのみそ汁とご飯がともにでてきます。中身は、季節の野菜、豆腐、豚肉等が入っていて、たいていみそしるの上には半熟たまごが太陽のように乗っています。普通のみそしるのみをオーダーする場合は、お店の人に確認を取りましょう。

タイ料理と聞いた時に思い浮かべるのは、トウガラシ の辛さなのではないでしょうか。ご存じのとおり、トウガラシは、1492年にコロンブスによって発見された新大陸アメリカからもたらされたもので、タイに伝わったのは、16世紀以降、商業国家アユタヤの時代と言われており、タイ民族の歴史の中ではどちらかというとニューフェイスな存在です。
では、それ以前のタイ料理は何をもって辛さをつくっていたのでしょうか。おそらく、コショウを使って辛さを作っていたと考えられます。コショウは、タイ語で「プリック・タイ」すなわち「タイのプリック」と呼ばれています。わざわざ「タイの」ということは、「外国のプリック」 もあったことが想像されます。
「外国のプリック」のトウガラシが、どんどん人々の生活の中に広がると、「外国の」がとれて「プリック」と 呼ばれるようになり、昔の「プリック」であるコショウが、あらためて 「タイのプリック」と呼ばれるようになったのではないでしょうか。